オンラインカジノを運営するためには、国や政府が発行するカジノライセンスが必要です。
オンラインカジノは政府からライセンスを取得することで合法に運営されています。
つまり、ライセンスを持たないオンラインカジノは違法で危険性が高いということですね。
安全なオンラインカジノで遊ぶためにもライセンスについての知識を身に着けておきましょう。
当ページは次の情報をお探しの方におすすめです。
✅オンラインカジノのライセンスとは?
✅オンラインカジノの第三者監査機関とは?
✅ネットカジノの仕組みが知りたい
✅オンラインカジノの代表的なライセンスが知りたい
このページでは、オンラインカジノ ライセンスの概要や重要性、第三者監査機関について解説しています。
カジノライセンスを持つ安全なオンラインカジノも紹介していますので、カジノ選びの参考にしてください。
オンラインカジノのライセンスとは運営許可証のことを指します。
オンラインカジノは国や政府が発行する運営ライセンスを取得することで、各国政府の管理下でオンカジの運営が可能になります。つまり、オンラインカジノを合法的に運営できます。
このカジノライセンスは簡単に取得できるものではありません。
オンラインカジノを合法とする国による審査を通過し、「健全にカジノを運営するだけの能力がある」と認められた企業にのみ認定されます。
取得後もライセンスを更新するために定期的に厳しい監査が行われます。
逆に言うと、ライセンスを持たないオンラインカジノは違法であり信用できないということです。
オンラインカジノの運営の仕組みを分かりやすく図で表してみました。
オンラインカジノは下記6つの構造によって運営されています。
オンラインカジノの構造 | 内容 |
---|---|
プレイヤー | オンラインカジノで遊ぶユーザーです。 |
運営会社 | オンラインカジノを運営する企業です。 |
決済会社 | 運営会社とプレイヤー間の金銭のやり取りを仲介する会社です。 |
ソフトウェア会社 | ソフトウェア(カジノゲーム)を提供する会社です。 |
ライセンス発行機関 | オンラインカジノの運営会社やソフトウェア会社を審査する機関です。 |
第三者監査機関 | 運営開始後、ゲームのプログラムに関する公平性を審査する機関です。 |
オンラインカジノの運営会社は、「決済会社」や「ソフトウェア会社」と契約を結び、入出金サービスおよびカジノゲームをプレイヤーに提供します。
運営会社とソフトウェア会社の不正行為や安全面に関する問題は「第三者監査機関」および「ライセンス発行機関」によって監査されます。
そして、厳しい審査を通過し安全性が認められたオンラインカジノにのみライセンスが発行され、プレイヤーが遊べるオンラインカジノサービスが誕生する仕組みです。
日本向けオンラインカジノが取得している主なカジノライセンスは、下記の6種類です。
各国政府によってライセンス発行時の審査基準が異なります。審査が厳しいほどそれだけ取得難易度が高くなり、安全性・信頼性の高さに繋がります。
安全なオンラインカジノで選ぶためにも下記の主要ライセンスをチェックしましょう。
キュラソーライセンスは、日本のオンラインカジノの多くが取得するライセンスであり、オランダ領キュラソー島の監視機関が発行しています。
ただしキュラソー政府によって承認されたライセンス認定機関は4種類あり、それぞれ信頼度や審査基準(取得難易度)が異なります。
発行国 | ライセンス | 発行機関 | 信頼度 |
---|---|---|---|
キュラソー島 | サブライセンス | Curaçao Gaming Control Board | ★★★★ |
Curaçao eGaming | ★★★★ | ||
Antillephone License | ★★★★ | ||
Curacao Interactive Licensing | ★★★ |
いずれも1990年代から約20年以上にも渡り数々のオンラインカジノを審査し、ライセンスを発行してきた信頼性の高いライセンス認定機関です。
▶Curaçao Gaming Control Board (外部リンク)
▶Curaçao eGaming公式サイト(外部リンク)
▶Antillephone License公式サイト(外部リンク)
▶Curacao Interactive Licensing公式サイト(外部リンク)
中でも、1994年にキュラソー政府の政令で設立されたライセンス機関「Antillephone License」は、日本向けオンラインカジノの多くが取得する有名なライセンスです。
※「Antillephone License」同様に多くの日本向けオンカジが取得していた「Gaming Curacao」は2024年8月18日をもってライセンス発行業務を停止しています。同ライセンスを取得していたカジノは、キュラソーの他ライセンスに切り替えています。
発行国 | ライセンス | 発行機関 | 信頼度 |
---|---|---|---|
マルタ共和国 | マスターライセンス | マルタゲーミング委員会 (Malta Gaming Authority/MGA) | ★★★★★ |
マルタライセンスは、世界で最も取得難易度が高いカジノライセンスのひとつです。マルタ共和国政府が発行しています。
マルタ共和国のライセンスは、マルタ共和国政府とインターポールの審査に合格したオンラインカジノにのみ発行されます。インターポールも関与していることから審査はとても厳しいです。
仮想通貨の入出金制限や入出金の上限を制限するなど、プレイヤーの保護に力を入れているため、信頼性が高いです。
▶マルタゲーミング委員会公式サイト(外部リンク)
発行国 | ライセンス | 発行機関 | 信頼度 |
---|---|---|---|
ジブラルタル | マスターライセンス | ジブラルタル賭博委員会 (Gibraltar Betting and Gaming Association/GBGA) | ★★★★★ |
ジブラルタルライセンスは、マルタやイギリスに並ぶ審査基準の最も厳しいライセンスのひとつです。イギリス領ジブラルタル政府が発行しています。
ジブラルタル賭博委員会は運営企業の実績を基に審査します。つまり、ジブラルタルライセンスを取得するオンラインカジノは安定した経営基盤を持つ信頼性の高い運営会社であると言えます。
▶ジブラルタル賭博委員会公式サイト(外部リンク)
発行国 | ライセンス | 発行機関 | 信頼度 |
---|---|---|---|
イギリス | マスターライセンス | 英国賭博規制委員会 (UK Gambling Commission/UKGC) | ★★★★★ |
イギリス ギャンブリング コミッションは、マルタと同じく厳しい審査基準で有名なライセンスのひとつです。ギャンブル大国のイギリス政府が発行しています。
イギリスでは信頼性はもちろん権威のあるライセンスとして認知されており、プレイヤーの保護や公平性、資金管理方法などに対して厳格にチェックされます。
▶イギリスギャンブリングコミッション公式サイト(外部リンク)
発行国 | ライセンス | 発行機関 | 信頼度 |
---|---|---|---|
マン島 | マスターライセンス | マン島賭博監督委員会 (Gambling Supervision Commission/GSC) | ★★★★★ |
マン島ライセンスは、英国賭博規制委員会から許可を得ている信頼性の高いライセンスです。イギリスの王室属領であるマン島が発行しています。
1962年に設立されたマン島賭博監督委員会は、公平性の維持や利益の保証、プレイヤーを犯罪から守ることを重視しています。2001年のオンラインギャンブル規制法に基づいて、オンラインカジノにライセンスを発行しています。
▶マン島ライセンス公式サイト
発行国 | ライセンス | 発行機関 | 信頼度 |
---|---|---|---|
カナワケ/カナワク(カナダ) | マスターライセンス | カナワケゲーミング委員会 (Kahnawake Gaming Commission/KGC) | ★★★ |
カナワケライセンスはカナダが発行しているライセンスです。
1996年に設立したカナワケゲーミング委員会は、1999年からオンラインカジノに対する規制やライセンスの発行を開始しました。
通常、カジノライセンスの有効期限は5年程度が一般的ですが、カナワケライセンスは有効期限2年間と短いため、その分、ライセンス更新に伴う定期的な監査が入ります。
▶カナワケライセンス公式サイト(外部リンク)
ゲームを監視する主な第三者監査機関は下記の5つです。
第三者監査機関はゲームプログラムの不正や公平性を審査する独立機関です。
オンラインカジノの運営において、第三者機関の監査は法的に必須ではありません。
監査を受けてないオンラインカジノも中にはありますが、第三者機関によって監査されているオンラインカジノは、より安全にプレイできます。
eCOGRA(イーコグラ)は、オンカジ業界で最も有名な第三者監査機関です。オンラインカジノの公平性を監査しプレイヤーを保護するために2003年に設立されました。
eCOGRAは独自の審査基準を設け、第三者という公平な立場からオンラインカジノのシステムやソフトウェアに関する審査を行っています。
「一度の審査で認定されるカジノは少ない」と言われているほど審査基準がとても厳しく、信頼度の高いカジノライセンスを取得するオンカジでも認定がもらえないこともあります。
加えて、新しい基準が定められるたびに監査が必要なことから、eCOGRAの認定を受けているオンラインカジノは安全性・信頼性が高いと言えます。
▶eCOGRA公式サイト(外部リンク)
iTech Labs(アイテック ラボ)は、ゲームシステムの試験や認証、乱数ジェネレータ(RNG)でのテストや監査を行っている独立検査機関です。オーストラリアのメルボルンを拠点に2004年に設立しました。
オンカジ界でも有名なゲームプロバイダー「NetEnt」のゲームテストや認証を行った実績があり、第三者監査機関の中でも高く評価されています。
▶iTech Labs公式サイト(外部リンク)
GLIは細かい基準と厳しい審査で有名な独立検査機関です。
アメリカのニュージャージー州にて1989年に設立してから約30年以上にも渡り、ギャンブルに関する監査を行ってきました。ギャンブル関係において最大規模の審査機関として認知されています。
2010年には監査機関「TST(Technical Systems Testing)」がGLIグループの一部に入ったことで、より規模の大きい団体になりました。
▶Gaming Laboratories International公式サイト(外部リンク)
GAMCARE(ギャムケア)のGAMは「Gaming」のことです。つまり、ギャンブル関係の悩みや問題を抱える人を支援する団体です。イギリスを拠点に1997年に設立されました。
この団体はオンラインカジノのシステムやプログラムを監視する機関ではありません。しかしながら、ギャンブルにおいて最も重要な「プレイヤーケア」の役割を担っています。
そのため、GAMCAREのロゴを持つオンラインカジノは、プレイヤーのメンタルを優先した信頼できるオンラインカジノである可能性が高いです。
▶GAMCARE公式サイト(外部リンク)
TüV compliant(テュフ コンプライアント)は、技術・安全・システムの認証を行う団体です。ドイツを拠点に1872年に設立され、日本にも事務所を構えています。
TüV compliantの活動はオンラインカジノの第三者機関だけではありません。自動車や医療器具などの高い安全性が求められる製品の認証試験を行うなど、ギャンブルにとどまらず幅広い実績があります。
▶TüV compliant公式サイト(外部リンク)
このページでは、オンラインカジノの運営ライセンスについて解説しました。
日本のオンラインカジノで最も重要なカジノライセンスは下記のとおりです。
ライセンスはオンラインカジノの合法性を示す大事な証明です。
各国政府が発行するライセンスを取得し、第三者監査機関によって認定されている安全なオンラインカジノを選びましょう。
まずは、ライセンスを取得している安全なオンラインカジノをリストからチェックしてくださいね。